日光国立公園の中にある、標高1350mにあるペンションカレンズの周辺には、樹齢何十年何百年という大木や老木などの原生林が広がっている。 どちらかと と言えば男性的な風景かもしれないが、盛夏の今、6年から8年かけて一生に一度だけ咲くウバユリやイケマ、シモツケ、ホサキナナカマド、ホタルブクロ、ガクアジサイ、レースフラワーのようなシシウド、ウツギの仲間など六月頃から夜になると特に甘〜い香りがむんむんするほど漂っている。
庭には何気に自分の好きな花を植えたりしていたが、冬から春にかけて、植物にとっては厳しい気候のようで、結局残るのは、ホタルブクロがききょう科の仲間でカンパニュラ系ならここで生きてゆけるというように、自生植物と植物分類が同じものだとだいぶして分かった。
地球温暖化で絶滅危惧種などに指定された話を聞いて、植物にはその花蜜を餌に生きている虫がいて、それぞれ違うものを餌にする事で共生がなりたっている。食料危機の事を考えると、あまりにも食を工業化産業化されすぎたゆがみが出てきたので、素材を大事にして自然に近いところで得られた地産地消に回帰しょうとする流れは、ある意味自然なのかもしれない。
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