秋色あじさいや秋バラ、スモークツリーなどの生産地でもある、片品村。大根農家から、連作障害を避けるため、花木栽培に替わったらしい。花活けで多くの共感を得られるのは、華やかな優しさではないだろうか。趣味のフラワーアレンジメントを楽しんでいますが、花のテイストは幅広く、何を選んでどれを組み合わせるか、迷う。
選択をシビアにしないと、何を伝えたいのか、わからなくなってしまう。色彩の手法で明るさの度合いと色の濃淡を併せて考えるトーンでまとめると、伝えたいイメージがまとまりやすい。
ピンクのバラのバスケットは明るく淡い色の調子でかげりがない。優しく、エレガント。ソフトにまとめてみました。
右の投げ入れは、威厳や格調のある暗いトーンを中心に、わずかな緑と赤で動きを出しました。大人びた雰囲気です。純色に少し黒を混ぜた赤、紅葉したかげりみのある秋色あじさい、また深みのある赤い葉っぱ。共通点のあるものを集めました。