香港マカオで見つけた赤


以前いった中国江南地方は、しっとりとした風情の、水郷の町並みが目を引いた。が、香港の町中にあふれている色は赤。それも目がさめるような鮮やかでショッキングなものだった。唐辛子や厳島神社の鳥居、鶏のとさかのような、イエローベースの赤だった。なぜそんなに赤が好まれるのでしょう。赤は風水的に、幸運と健康、繁栄を表すからのようです。赤い二階建てのトラムが走っている街中は、丸の内と新宿、浅草、六本木が交じり合ったような、渾然一体の表情の町で、ビビットトーンの赤が引きしめ役になっているようだった。
中国の人たちの、にぎやかで、みなぎるパワーを見るようでした。

タイトルとURLをコピーしました