丸沼観光:丸沼ダムは、国の重要文化財

丸沼・菅沼・大尻沼

2003年に国の重要文化財に指定された、現役の東京電力一ノ瀬発電所丸沼ダム。ルア—フライフィツシングでもお馴染みの丸沼の一角にある。

2005年の4月から一般公開になるが、県教育委員会の文化財ツア—に飛び入り参加でき、その姿をすぐそばで見る事ができた。今から72年前に建設されたそうですが、建設当時の形状を維持し使用されています。

分水嶺の村片品村。首都圏のみずがめとして、また電力供給地として、その大きな役割を確認できた見学でもあった。菅沼・丸沼・大尻沼などの水がそそいでいる片品川の水は利根川につながっている。また、尾瀬沼の水は阿賀野川から日本海に流れている。この地に深い雪が積もるということは、安定的な水と電力の供給ということになる。

最初大尻沼に建設予定だったのだそうですが、岩盤がしっかりしていること、二つの沼がくっつき、ちょうどくびれて狭くなっていた為にこの場所が選ばれたようです。

水をせき止める為の鉄筋コンクリ—トの遮水板とバットレスと呼ばれる水圧を支える為の壁で支えられた構造でバットレスダム(中空堰堤式ダム)と呼ばれています。

通常は中に入れないが特別公開で、おおよそビル5Fに匹敵する高さの階段を下って、丸沼の水辺に降りることができ、とてもラッキ—でした。

新緑、紅葉の時期は、とても美しいところです。丸沼の遊歩道のどこかの地点で見えそうな気がするので、探しておきたいと思っている。

しかしここは50cmもの氷が張り、冬は閉鎖される厳しい気候の所です。電力を供給する為に維持管理に携わっている電力マンの苦労を思った。

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