農山村の風景は日本人のアイデンティティー

片品村・沼田

バンクーバーオリンピックが始まって、まもなく1週間。とても人間技ではないような、すばらしい演技など、目が離せませんね。北国の寒い冬の中で生まれたさまざまなスポーツ。どんな時代になっても、人間の知恵は進化をとげてきました。

私たちの住んでいる片品村の丸沼高原は、手付かずの原生林に覆われた最上流域にあり、首都圏の水がめです。手入れの行き届いた豊かな山があるからこそ、きれいな水を安定供給できるように思います。

平成の合併で全国で2600ほどあった町名は、1000弱にまで減少。地方は元気になるどころか、逆に活力を失っているように思います。農山村は、水源の里として、豊かな実りの場として、自然と折り合う技や知恵を蓄えながら、無数のいのちを育み、また、いまや新しい暮らし方となりわい創出の舞台にもなっています。

景気が良い時は混雑しておりましたが、いまは、ゆったりのんびりできます。そして、農山村のかけがえのない価値をあらためて認識する機会になればいいなと思います。

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