地域作り研修で長野県小布施町を訪れた。私はまだ3回目だが、かれこれ10数年も前から10回ほど訪れているという人もいた。行って見るとなるほど、その魅力に納得がゆく。
小川のある風景、茅葺屋根の家など懐かしさがこみ上げてくる。竹下内閣の時にふるさと創生資金1億円を全国の市町村がもらったことがあった。その資金を小布施町は、町作りのため、ヨーロッパに町民が研修に出かけたのだという。
修景事業として1970年からスタートした地域作りがいまも続いている。素敵な建物や文化財が建っているだけでは、観光客は来ない。いわゆるコンシェルジェのような、人をもてなしたり案内したりする人がいなければ、その魅力も伝わらない。資源は物ではなく、人にすることが大切なのではないだろうか。