配色歳時記(夏の庭)

白いインパチェンスで作られた道は、さり気なく、訪れた人を木陰にいざなうようです。グリーンと白だけのシンプルな色使いなのに、躍動感あふれる庭。色を押さえたぶん、形が一層きわだってくる。傍らの木には、紫色のクレマチス。奥にのびるラインと上に伸びるラインが相まって変化に富んだ庭になっている。白いインパチェンスの背景色の緑が回りの緑の木々より、日陰の為、黒が混じった緑なので、ここの風景が一層くっきりと、人目を引く。静かだが、人々の心に訴える配色がある。選挙選や集客、販売促進の為のチラシ、看板、など、人目を引く為に、目にもあざやかな色をたくさん使えば、いいかと言うと、そうでもないのです。

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