カレンズの土地家屋調査士

ペンションオーナーの独り言

土地家屋調査士ってどんな仕事?
マイホームを建てる為に、銀行にお金を借りた経験のある方はご存じかと思いますが、国の法律に基づいて、一筆ごとの調査や測量をして、土地や建物の形、大きさ、持ち主などを明確にします。正確な土地や建物の戸籍を作り法務局に登記する仕事と思っていただけるとわかりやすいでしょうか。

現在では、全地球測位システム(GPS)を使って精度の高いデ—タを作ることができるようになりました。GPSは、地上2万キロを人工衛星が周遊し、地上の状態を捉えて、その信号や電波を受信して地図を作るという便利な仕組みです。

精度の高い土地の基礎デ—タを使って都市計画、福祉、企業戦略などさまざまな活用法が可能になりました。最近ではランドセルに、このシステムを組み込んで、子供の安全確保に役立てようという商品が誕生しています。

全国を測量して地図を作った人と言えば、皆さん御存じの伊能忠敬がいますね。彼の偉業は学校の教科書でもお馴染みですが、49才で隠居してからの第二の人生の生きざまが、高齢化社会のお手本として新たな脚光をあびています。

当時緯度一度の正確な距離が不明でした。
これがわかれば、地球の大きさがわかると言われていたそうですが、実測した人はいなかったそうです。距離、角度、勾配を測りながら、1日10里(40km)を歩いて、緯度一度が28.2里と正確な距離をだし、16年かけて全国の地図を完成しました。

先人のこうしたすばらしい取り組みの上に私たちの生活の基礎デ—タがあります。その昔、木に縄をしばりつけて計ったかもしれませんが、現在は、写真のトランシットでレ—ザ—光線による光波測距をやっています。

ただ古いままの基礎データで地震をはじめとした災害などで、いろんな問題も起きています。あらゆる行財政施策の重要な基礎情報として、ますます全国で精度の高い地積調査をする必要がいわれています。

ということで、カレンズオーナーのもう一つの仕事、土地家屋調査士についてでした!

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