美しい町並みに魅せられて

15世紀、ハンザ同盟の町として、毛織物の交易で栄えたまち、ベルギーのブルージュ。運河が流れ、歴史的な建物が町のあちこちにあり、石畳を踏みしめながら、そぞろ歩きを楽しんだ。日本なら藤棚になるところ、ご覧のように、窓に沿ってさり気なく植えられていた。窓枠の色とカラーリンケージされ、美しい景色になっていた。またペンションのドアをまるで額縁のように見立てて飾られた鉢植えの花。私たちを歓迎しているかのようでした。繊細で洗練された色使いが巧みでした。南ヨーロッパと違って、日照時間が短く、くすんだ微妙な色が似合う町なのでしょう。さり気ない人々の暮らしが美しい町並み(景観)を作っていて、観光資源になっていることを確認できます。日本も景観法ができ、そろそろ、ごちゃごちゃした町を卒業して、景観という意識がそだってきてもいいのではないでしょうか。

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