ブリュッセルのグランプラスから徒歩1分ほどの場所にある、ギャルリー・サン・チュベールは素敵なアーケード。暫定世界遺産リストらしい。
ミラノのサンマルコ広場そばのエマヌエーレ2世のガレリアより、シンプルな感じ。中にはいっているお店はどれも素敵なディスプレイ。心を奪われたのは、チョコレートショップの数々。
チョコレートが持つ豪華でクラッシックなイメージだけでなく、添え物の工夫で、さまざまなイメージになっている。心にくい演出。チョコレート色は暗くて落ち着いた赤、色相環では、赤を中心に橙、黄の順。反対周りだと赤、赤紫の順。
上の写真は赤、赤紫を白で薄めたさまざまなピンクと黄色に薄いグレイを混ぜたゴールドイエローの商品棚。エレガントな帽子を沿え、敷物のマゼンタが一層大人の女性をひきつける。
2枚目は全体に落ち着いた色調で統一されているが、白い蝶を飛ばし、後ろの照明~商品へと目が動く仕掛けになっているようだ。ウィンドーの窓枠の青と、その青に白を少し混ぜた水色のパッケージは、チョコレート色に対して対照色相で、動きが出て、すこしカジュアルで若々しい。
3枚目の写真は天井のステンドグラスや桜の木が垂れ下がり、明るく軽快な春の雰囲気。ゴールドのパッケージやステンドグラスのゴールド、壁面のソフトなイエローゴールドが明るく楽しいイメージになっている。色彩イメージ分析をすると、素敵なシーンには理由がある。私の楽しみです。