イサムノグチ庭園美術館

ペンションオーナーの旅行記

庵治石の産地、香川県牟礼町にあるイサムノグチの庭園美術館の予約が取れたので、出かけてきました。園内の撮影ができないので、くわしくは、オフィシャルサイトにてwww.isamunoguchi.or.jp/


香川県内に残る民家を移築した建物に、シンプルかつユニーク&ダイナミックな彫刻が展示されています。学芸員に案内され、踏み入れた庭には、東洋と西洋の融合した不思議な石の彫刻の世界が拡がっていました。見る方向や角度から、いろんな表情の変化を楽しめます。従来の彫刻家の枠を超え、美術界のあらゆる境界線を突破した個性的な意欲作ばかりでした。石でこんなに遊べるんだ?と感心しながら、作品を楽しめました。巡礼中の外人さんや、どこかの美術館の学芸員の研修会として来たグループ、私のように遠くからはるばるあらかじめ予約した人など、どうやらマニアックな人ばかりだったかもしれません。イサムノグチは日系アメリカ人でありながら、北大路魯山人をはじめ交友関係もいろんなジャンルの人と幅広く、作品に反映され、それが魅力の一つともなっています。

 

私が大好きな、岐阜ちょうちんから生まれたあかりシリーズは、今でもインテリア商品の一つとして、みんなに親しまれている。モーニュメント、環境設計、ランドスケープデザイナーとしても有名なイサムノグチ。高松空港のタイム&スペース(石のモーニュメント)。日常の風景がさりげなく豊かな景色になっている。札幌のモエレ沼公園は、かつて、ごみ処理場だった場所だが、イサムノグチによるプロデュースで、一度は行ってみたい所です。

 

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