片品村で自然農:雑草たちと共生している自然栽培の野菜たち

ペンションオーナーの独り言

iikarakanの瀬戸山さんと桐山さんの畑を見せてもらった。雑草の中で、野菜たちが、すくすく育っていました。三億年前の石炭紀に大繁栄したしだの仲間のスギナは、畑でもっとも嫌われる部類の強害雑草ですが、ここでは、地面の熱上昇を押さえたり、虫のとまる場所だったり、野菜に栄養補給したりと、共生関係を保っている。スギナの地下茎は1メートルにもなり、生命力にあふれている。原爆投下の広島で一番に芽を出したことでも知られている。

そもそも雑草という植物学的な分類は存在しない。うどやふきなどの山菜も、もとは、野生の草。野菜より背が高くなった雑草は刈り取って畑の隅で醗酵させ、肥料として使っている。こちらでは、だいこんばかりがずらりと並んだような育て方はしない。

トマトのそばにねぎや大豆があったり、油がとれる食用ひまわりが咲いてたりと、コンパニオンプランツをうまく利用している。肥料や農薬を撒いて土壌を汚すことはしない。

おおらかな二人の人柄のように、自然の恵みを活かし、活かされながら、自然との調和を保った営みが行われていました。家庭菜園くらいの規模なら、はじめから自然栽培がおすすめです。首都圏のみずがめとして、最上流の片品でも、慣行栽培から自然栽培に切り替わって行くことを切に願って声をあげてゆきたい。

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