最近では、多くの方が家庭でパン作りをされるので、ペンションとしても、うかうかしていられなくなりましたね。中種法、ストレート法、低温熟成発酵、通常の発酵、イースト発酵、天然酵母発酵、またゴパンなどさまざまな方法が拡がって、日本のパン作りのレベルが格段にアップしたなぁと思います。すばらしいことですね。
我が家も、以前は、習ったパン教室で酵母や小麦など材料を調達しておりましたが、北米やオーストラリアなど輸入小麦の種子の問題(雄性不稔=F1遺伝子組み換え)を調べてゆくと、食料、農業、医薬品などがとんでもないことになっているを知りまして、即国内産小麦や地粉、遺伝子組み換え小麦輸入を禁止にしている仏、独に切り替えることにしました。
そして、マンネリ化ぎみだったパンレシピに新風を吹き込むきっかけになりました。一枚目は、人気パン屋パティシエのレシピを家庭向けに作りやすくした高橋雅子の変換レシピで作ったベルリーナラントブロート。サワー種を起こし低温熟成で日付をまたいで焼きました。これに生ハムやスモークサーモン、チーズをのせて、ワインと合うと思います。
2枚目は、ブリオーシュの生地の中にチョコレートを入れパニムールに入れて焼きました。奥のほうのパンはかぼちゃの生地の練りこんで、きび糖とゲレントの塩エゴマオイルでヘルシーに。
3枚目はマカディミアンクランベリー、これは、ごくごく少量のイースト発酵で低温熟成。翌日にまたがって焼き上げました。コーヒーやミルクティと最高の組み合わせだと思います。
全粒粉とはるゆたか、独産ライ麦をアレンジしバヌトン型で仕上げ発酵、クープを入れて焼いたヘルシーなパン。クープの入れ方がうまくできず、これからも精進あるのみです。そしておしりの形をしたブレッチェン。砂糖や塩にもこだわり、少量にし、心をこめて焼き上げました。
4枚目はお菓子でもおなじみのクグロフ。ラム酒につけ込んだレーズン、アンズ、イチジク、りんごなどが入っています。
こちらもクリスマスやお茶の時間のお楽しみ用でしょうか。朝食には2種類ほどお出ししていますので、どうぞお楽しみに。